不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
お金と資産形成について、休憩時間や通勤時間の暇つぶしになってタメになるコラム
私たちは、10万円から不動産投資家にを合言葉にスマホ1つで始められる、不動産クラウドファンディングを運営しています。
いつも応援ありがとうございます♪
今回から何回かに分けて、資産運用の基礎知識について紹介していきます。
不動産クラウドファンディングへの投資はだけでなく、株や投資信託、様々な現物投資を視野に入れている場合にも通用する考え方ですので、一読して損はありません。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。
資産運用には『目的のあるもの』と『目的のないもの』があります。
目的のある資産運用とは「いつ」「何を目的に」「どれくらいのお金が必要か」といった目的や期限を明確に決めて運用する方法です。
一方で、目的のない資産運用とは、上のような目的を特に決めず”瞬発的にお金を増やす”ことを目的にします。したがって、これらをターゲットにした金融商品は、短期的に稼げる(収益が期待できる)といったことに着目した商品が多くあります。ですが、短期的に稼げる(収益が期待できる)ということは裏を返せば、それだけ損をする可能性もあります。
いかにして”相場の波”に乗るかがポイントです。
この記事では、長期的にお金を増やすことを念頭に『目的のある資産運用』について考えいきたいと思います。
資産運用の目的は100人いれば100通りです。
一人ひとりのライフプランに合わせて目標をきちんと設定することによって、資産運用の目標は達成されます。
資産運用で一番よくないのは、無目的に始めることです。
これは当たり前のことで基本中の基本の話ですが、意外と出来ていない人が多いのが実情です。
「知人が資産運用を始めたから私も始めた」「金融機関の担当者が勧めてくるから仕方なく資産運用を始めた」
このような方は改めて『なぜ資産運用を始めたのか』を考えてみましょう。
目的のある資産運用とは「いつ」「何を目的に」「どれくらいのお金が必要か」といった目的や期限を明確に決めることです。
あなたのライフプランやマネープランと照らし合わせて考えていくことが大切です。
資産運用によって目的を達成するためには、その目的から逆算することが大切になります。
資産運用を始める目的として最も多いのが『老後資金の準備』です。
Aさんは65歳までに3,000万円の金融資産を残すことを目標にしました。
現在の年齢が45歳で65歳には定年退職を迎えますので、退職までの期間は20年間ということになりますね。
Aさんは収入はそこまで多くはないものの生活は堅実で、これまでにコツコツと貯めてきたお金が1,000万円あります。
老後の生活のためには、残り2,000万円が必要です。
そこで、様々な金融商品への投資を行い資産運用を始めることにしました。
Aさんには65歳までに3,000万円の金融資産を残すという目標が明確なので、1,000万円の資金を使い資産運用を開始します。
20年間で2,000万円を増やすと考えると非常にハードルが高いように感じる方も多いかもしれません。
それでも実際に試算してみるとそうでもないことが分かります。
下の表をご確認下さい。これは45歳から資産運用を始めて、65歳になるまでの資産の増え方を表にしたものです。
複利で運用することを前提に考えられていますが、配当を再投資に回すことによって時間の経過とともに元金が”雪だるま式”に増えていきます。
Aさんは、65歳までに3,000万円を準備したいということでした。元金の1,000万円を資産運用に回すことで利回り6%の投資によって追加投資なしでこのようなシュミレーションが実現可能なのです。
もちろん、追加投資(積立投資)をすることによって元金は増えますので、より低い利回りの投資先を選択することができます。
たった1枚のスプレッドシートですが、ここから色々なことが分かります。
あなた自身が『いつ』までに『どれくらいの資金』が必要なのか?
まずはこの数字をきちんと把握して、その上でどのような運用が必要になるのかを考えていきましょう。
また、表を見ても分かる通り45歳からでも十分老後資金を準備することは可能です。
年齢にもよりますが、あなた自身がまとまった自己資金がなくても少額の自己資金からコツコツ始めていくことで、やがて大きな果実を得ることができるのです。
この記事を読んでいる方の中には、「今さら資産運用を始めたところで必要資金は確保できない」「老後資金は確保できそうにないからその時は家族や国を頼ればいいや」と悲観的になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方も悲観的にならず、まずは冷静に目的を書き出し、それに沿った形で試算してみることをお勧めします。
資産運用を始めるのに遅いということはありません。
幸いにも現在では、働くことができる期間が依然と比べて長くなり、年金受給開始年齢を遅らせることができます。
2022年4月から、年金の「繰り下げ受給」の受給開始年齢の上限が、従来の70歳から75歳に延長されそれに伴い、繰り下げ受給による年金受給額の増額割合も、「最大42%」から「最大84%」まで引き上げられます。
働く期間を少し伸ばしたり、年金の受給開始年齢を遅らせたりすることで収入源を確保しながら、今からお金に関する計画をすることで資金面の不安が解消される可能性は大いにあります。
まずは、資産運用を始める目的をはっきりさせて計画を立てるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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