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マンション価格高騰はいつまで続く? 「1億円時代」の背景と、買えなくても不動産に投資する方法

資産運用
マンション価格高騰はいつまで続く? 「1億円時代」の背景と、買えなくても不動産に投資する方法

この記事の要点

結論
2026年上半期、首都圏の新築マンション平均価格は1億135万円と初めて1億円を超えました。建築費上昇・供給減・投資マネーという構造要因は当面続く見込みですが、契約率の低下や在庫増など「息切れ」のサインも出ています。マイホームとしては手が届きにくい今、不動産クラウドファンディングは「買わずに不動産市場に参加する」現実的な選択肢です。

この記事のポイント

・首都圏の新築マンションは上半期平均1億135万円、東京23区は1億4,249万円(前年同期比+9.1%)
・高騰の背景は建築費・人件費の上昇、供給戸数の減少、国内外の投資マネー・高所得層の需要
・一方で初月契約率は64.8%と好調ラインの70%を下回り、在庫も増加。無限に上がり続けるわけではない

こんな人におすすめ:マンション購入を迷っている方、価格高騰のニュースを見て「自分には関係ない」と感じている方。

読み終わると:マンション高騰の構造と今後の見方が整理でき、「買う」以外の不動産との関わり方が見えてきます。

「首都圏の新築マンション、平均1億円超え」

2026年、こんなニュースが当たり前のように流れるようになりました。少し前まで「億ション」といえば一部の富裕層向けの物件を指す言葉だったのに、今や"平均"が1億円です。

「マイホームなんて、もう無理なのでは…」「この高騰、いつまで続くの?」「不動産って、結局お金持ちのものでしょ?」

そんな声が聞こえてきそうです。

でも、ちょっと待ってください。マンション価格の高騰は、見方を変えれば「不動産という資産の価値が上がっている」ということでもあります。

そして、その恩恵を受ける方法は「買う」だけではありません。

今回は、最新データでマンション高騰の現状と背景を整理したうえで、「買えない時代」の不動産との賢い付き合い方を考えていきます。

数字で見る「1億円時代」の現在地

まずは、いま何が起きているのかを、データで押さえましょう。

首都圏の新築マンション、上半期平均で初の1億円超え

不動産経済研究所の調査によると、2026年上半期(1〜6月)の首都圏(1都3県)新築マンション平均価格は1億135万円と、上半期としては初めて1億円の大台を超えました。

エリア別に見ると、さらに衝撃的です。

エリア

平均価格

前年同期比

首都圏全体(1都3県)

1億135万円

上半期初の1億円台

東京23区

1億4,249万円

+9.1%

神奈川県

8,346万円

+20.0%

千葉県

8,997万円

+56.8%※

埼玉県

6,469万円

−1.3%

※出典:不動産経済研究所「首都圏 新築分譲マンション市場動向 2026年上半期」。千葉県は高額物件の供給による影響あり。

2025年度の首都圏平均も9,383万円と、5年連続で過去最高を更新中です。もはや一時的なブームではなく、構造的なトレンドになっています。

6年で約6割上昇という現実

もう少し長いスパンで見てみましょう。東京23区の新築マンション平均価格は、2018年度の7,320万円から2024年度には1億1,632万円へ。わずか6年で約6割の上昇です。

平均的な世帯年収が6割上がったわけではありません。

つまり、年収に対するマンション価格の倍率は、この数年で急激に跳ね上がったということ。「頑張れば手が届く」という感覚が崩れてきているのは、データ上も事実なのです。

なぜここまで高騰したのか?4つの背景

「なぜ?」を理解すると、「これからどうなる?」も見えてきます。主な要因は4つです。

背景①:建築費と人件費の上昇

資材価格の高騰と建設業界の人手不足で、マンションを建てるコストそのものが上がっています。原価が上がれば、販売価格も上がります。これは最もシンプルですが、最も根深い要因です。

背景②:供給戸数の減少

用地の取得難や建築費高騰で、そもそも新築マンションの発売戸数が減っています。2026年上半期の首都圏発売戸数は7,989戸と、上半期としては5年連続の減少です。需要に対して供給が細れば、価格は上がりやすくなります。

背景③:投資マネーと「パワーファミリー」の需要

都心のマンションは、国内外の投資家からも資産として注目されています。加えて、共働きで世帯年収の高い「パワーファミリー」と呼ばれる層が、都心の高額物件を実需として購入する動きも活発です。つまり、買える人がいる限り、価格は下がりにくい構造です。

背景④:株高・円安・インフレ

株高で資産を増やした層の購買力、円安による海外からの割安感、そして全体的なインフレ市場。マクロ経済の追い風が、不動産価格を下支えしています。

いつまで続く?「続く要因」と「息切れのサイン」

さて、本題です。この高騰はいつまで続くのでしょうか。正直にお伝えすると、「いつまで」を断言できる人はいません。ただ、判断材料はあります。

当面は高止まりが続くと見る理由

  • 建築費・人件費の上昇は、短期間で収まる性質のものではない
  • 供給減は構造的で、急に発売戸数が増える見込みは薄い
  • 都心の実需・投資需要は根強い

こうした要因から、多くの専門家は「全体的な高止まりは当面続く」と見ています。

一方で出ている「息切れ」のサイン

ただし、無限に上がり続けるわけではありません。注目すべきデータがあります。

  • 初月契約率は64.8%(2026年上半期)。好不調の目安とされる70%を、3年連続で下回っている。
  • 在庫は6,389戸と前年から増加傾向。
  • 価格上昇は都心部に集中しており、郊外や一部エリアでは息切れ感が指摘されている。

つまり「価格は高いが、売れ行きは鈍り、売れ残りも増えている」という状態となっています。都心の一等地とそれ以外で二極化が進んでいる、と見るのが実態に近いでしょう。

「焦って買う」は最も避けたい選択

「今買わないともっと上がる」と焦って、無理なローンを組むのは危険です。

以前の記事でも触れましたが、20代の住宅ローン負債は過去最高水準にあり、収入の伸びが追いついていません。価格の先行きが読めない局面ほど、冷静に、無理のない計画でが鉄則です。

「買えない」なら、どう関わる?不動産クラウドファンディングという選択肢

ここからが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。

不動産の値上がりの恩恵は「買った人」だけのもの?

マンション価格が上がるということは、不動産という資産の価値が上がっているということです。この恩恵を受けているのは、これまで主に「不動産を持っている人」でした。

「持っていない人は、ただ指をくわえて見ているしかないのか」安心してください。決してそうではありません。

1万円から「不動産市場に参加する」方法

不動産クラウドファンディングなら、1万円から不動産に投資することができます。

数千万〜億単位の資金も、住宅ローンも不要です。プロが選んだ物件に少額で出資し、賃料収入や売却益の分配を受ける仕組みです。「マイホームは買えないけれど、不動産市場の成長には乗りたい」という人にとって、トモタクは現実的な入口になります。

「価格変動の波」を優先劣後がやわらげる

「でも、価格が下がったらどうするの?」そう不安に感じることは当然のことです。

不動産クラウドファンディングの多くの案件は優先劣後構造を採用していて、物件価値が下落した場合、まず事業者の劣後出資分(目安10〜20%)から損失を負担します。さらに運用期間は数ヶ月〜2年程度と短めなので、マイホームのように35年・50年のローンで市況リスクを抱え込む必要がないのも安心材料の一つです。

マイホームとの「二者択一」ではない

補足しておくと、不動産クラウドファンディングは「マイホームの代わり」ではありません。住まいは住まいとして、無理のない範囲で考えればいい。

大切なのは、「住む不動産」と「投資する不動産」を分けて考えることです。住まいは賃貸でも購入でも生活に合う形を選び、投資は少額・分散で不動産市場の恩恵を取りにいく。この分け方ができると、価格高騰のニュースを「他人事」ではなく「チャンス」として見られるようになります。

よくある質問(Q&A)

Q. マンション価格はこれから下がりますか?

A. 断言はできません。建築費や供給減など構造的な上昇要因がある一方、契約率の低下や在庫増といった調整のサインも出ています。「都心は高止まり、郊外は二極化」という見方が現実的で、エリアによって動きが分かれる可能性が高いでしょう。

Q. 不動産クラウドファンディングも、マンション価格の下落で損をしますか?

A. 投資対象の物件価値が下がれば影響を受ける可能性はあります。ただし優先劣後構造で一定の下落は事業者側が負担し、運用期間も短いため、長期ローンでマイホームを持つ場合とはリスクの受け方が異なります。元本保証ではない点は理解しておきましょう。

Q. 今はマンションを買わないほうがいいですか?

A. 住まいの購入は、価格だけでなくライフプランや家計の余裕で判断すべきものです。「値上がりしそうだから焦って買う」のは避け、返済に無理のない範囲かどうかを最優先に考えることをおすすめします。

「買う」だけが不動産との付き合い方ではない

マンション価格高騰の現状と背景、そして今後の見方を整理しました。

  • 首都圏の新築マンションは上半期平均1億135万円、東京23区は1億4,249万円
  • 背景は建築費・供給減・投資マネー・マクロ環境の4つ。当面の高止まりは続く見込み
  • ただし契約率低下・在庫増という息切れのサインも。エリアの二極化に注意
  • 「買えない」なら、不動産クラウドファンディングで1万円から不動産市場に参加するという選択肢がある

不動産の価値が上がる時代に、その恩恵を受けるのは「持っている人」だけ・・・そんな時代は、もう終わりつつあります。

少額から不動産に投資できる仕組みが、誰にでも開かれているからです。

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※本記事は、執筆時点(2026年8月)の公表データ(不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向」等)に基づいています。将来の価格動向を予測・保証するものではありません。投資判断はご自身の責任のもと、最新の情報をご確認ください。

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