不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
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こんにちは、10万円から始められる不動産クラウドファンディングのトモタクです。
近年、トレンドとなっている「ESG投資」。ESG投資についての理解はすべての企業、投資家にとっても必要になってきました。そして、不動産投資の分野でも安定性や将来性を分析して投資対象を選ぶ、ESGの観点が重要になっています。
そこで、今回はESG投資とはどういったものなのか、投資家側から見たESG投資に着目して解説していきます。
ESGは、「Environment:環境」・「Social:社会」・「Governance:ガバナンス」の英語の頭文字を合わせた言葉です。
この「Environment:環境」は気候変動、水資源、生物多様性や再生可能エネルギーの利用など。そして「Social:社会」は労働条件、健康・安全、多様性、地域コミュニティに関連する課題など。さいごの「Governance:ガバナンス」は不正防止、法令遵守、透明性の高い経営などを指しています。
ESGは投資活動から始まった概念です。環境や社会に配慮して事業を行っていて、適切な企業の統治がされている企業に投資しようというのが「ESG投資」です。
つまり簡単に言うと、投資で収益を追求するだけではなく、これらの社会課題を解決し、よりよい社会を創っていきましょう!とういう考え方です。
環境問題などの社会が抱えている課題をクリアしていく企業こそが持続可能性があるという新たな指標になりつつあります。世間で浸透してきているサスティナビリティを考慮した企業は、「中長期的に成長していく」という考え方からきているものです。
ESG投資を行う理由は以下のメリットの影響が大いにあります。
ESG投資は短期的な利益を追求する投資ではありません。長期的な視点から将来性・持続的安定性のある企業を選ぶのが特徴の投資です。
投資家は自分たちの資金を持続可能な企業に投資することで、環境や社会の影響を考慮しつつ、収益を追求していきます。中長期的に成長していく企業に投資することでリターンを期待できるため、長期的な資産運用に向いている投資といえます。
環境問題や地域社会への貢献などに力を入れている企業に投資することがESG投資です。
例えば、二酸化炭素などの温室効果ガスは企業活動によって大量に排出されていることからCO2削減に取り組む企業に投資したりなどが挙げられます。投資家がその企業に投資することで、より持続可能な社会を実現するための重要な役割を担っていきます。
地球温暖化や森林資源の枯渇などの地球環境問題にも目を向けることが求められています。
例えば、CO2排出量を抑制した設計や緑を多くするための設計、長持ちする材料を使った仕様など。環境負荷に配慮した物件の需要が今後益々高まっていきます。
ESG投資は自然や地域環境に与えるダメージの軽減になくてはならない存在となりうるのです。
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ESG投資は不動産クラウドファンディングにおいても企業の成長性・将来性を測る指標として今後ますます注目されていきます。
企業のESGの意識を考慮し、中長期的に成長が見込まれる企業に投資を行い、投資という行動自体が社会貢献に繋がっていきます。
利益の追求だけでなく、投資という体験を通じて社会をより良くできたら素敵なことだと思います。ファンド選びの新たな基準としてESGの観点にも着目してみてください。