不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
お金と資産形成について、休憩時間や通勤時間の暇つぶしになってタメになるコラム
不動産小口化投資のトモタク、広報担当のskです。
投資家と呼ばれる方々の世間のイメージはどんな感じなのでしょう。
『お金持ち』『ギャンブラー』『ビジネスセンスの塊』このようなイメージの他に、『無類のお金好き』と連想される方が意外にも多いようです。
まあ、投資の目的はお金を運用して増やすことですので、お金は嫌いではないのかもしれません。
ただし、お金はあくまで手段に過ぎないということを理解しておく必要があります。この点をしっかり理解しておかないと、投資の目的も見失います。
お金とは、何かを実現するための手段であったり、目的を達成するためのツールだと私は思います。
お金を増やすこと自体が目的になってしまうと、後述する『お金の奴隷』となってしまうでしょう。
日本と世界(欧米中)ではお金に関する常識・価値観が全く異なります。
これは日米の家計内金融資産の内訳です。
両国の『貯金の割合』を見ても明らかですが、日本ではその割合が大きいです。米国では、全体の内15%弱しか預金がないのに対して、日本では55%弱もあります。また、投資比率はそれに反比例して真逆の結果となっているのが分かります。
日本人は世界一、貯金が好きな国民だと言われています。
貯金の歴史を紐解くと、戦時中まで遡ります。
太平洋戦争時以前の戦時下では、同盟国の存在があったため軍事費用は、国債を諸外国に買ってもらうことで賄うことができていました。しかし、太平洋戦争に突入すると、それらの国とも敵対的になったため、資金調達が厳しくなり、国を挙げてのキャンペーンとなったのです。(*概ねこんな感じです)
これにより、日本人の心の中に貯金の習慣が根付き、現在に至っているのです。
少し前では、貯金によるインセンティブ(利息)が大きく、貯金をする意義が見出せていましたが、現在は状況が異なります。
しかし『教育と習慣』とは恐ろしいもので、令和の時代においても多くの方が一生懸命貯金をしてお金を”貯めている”のが実情です。
感覚的に誤解をしている方も多いようですが、お金を貯めてもお金が増えることはありません。
上のグラフからも分かるように、日本人とアメリカ人の間にはお金に対する意識の違いが明確にあります。
日本人は、今あるお金を一生懸命守ろうとします。
アメリカ人は今あるお金を増やそうとします。
この違いは、精神的にとても大きな違いがあるように思います。
お金を守ろうとする人は、お金を減らしたくないがために、お金を中に置いて自分が一生懸命働こうとします。自分が犠牲になって働くわけですから、お金を中心に自分が回っている、つまり、お金の奴隷になっているということになります。
逆にお金を増やそうとする人は、お金を自分の外に出そうとするのです。要するに、私たち同様、お金にも働いてもらい、一緒に大きくなるという考え方が成立します。この場合、自分中心にお金が回っていることになり、お金を自由自在にコントロールしながらお金に振り回されない生活を送ることになります。
お金の奴隷になっている日本人と、お金を上手くコントロールしているアメリカ人を比較して、どちらが優れているかは一目瞭然ですね。
つまり、投資家はお金が好きなのではなく、お金を上手に付き合ったり、平等に接していることになるのです。
あなたも、お金の奴隷になるような意識ではなく、お金と上手に付き合いながら共に成長する未来を目指してみてはいかがでしょうか。