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投資詐欺を見抜く!その手口や仕組み、現実的なリスク・リターンのバランスを理解しましょう

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投資詐欺を見抜く!その手口や仕組み、現実的なリスク・リターンのバランスを理解しましょう

こんにちは、10万円から始められる不動産クラウドファンディングのトモタクです。

つい先日、事業投融資を行っていたエクシア合同会社が破産したというニュースが、投資家の間で大きな話題となりました。

同社は個人投資家などに対して高利で出資を募り、多くの出資者、資金を集めていました。

しかし、2021年後半以降、ネット上で事業内容に対する疑義の声が上がって以降、徐々に出資者からの払戻請求が増加し、一部で払い戻しが困難になるなど資金繰りが悪化。

破産決定に至ったのです。

負債総額は明確ではありませんが、約9000人から約850億円の出資を受けていたとされ、その被害は甚大。

被害者の話によると、この会社の投資話には、「元本保証」や「月利3%」といったキーワードが出ていたようです。

少し投資に関する知識を持っていて、冷静に考えることができれば、この怪しさに気づけるのですが、プロは上手く言いくるめてきます。

このような投資詐欺(とも言うべき不安定な投資)に引っ掛からないためにどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

この記事では、投資詐欺を見抜くポイントについて解説します。

投資詐欺とは?基本的な手口を理解しよう

投資詐欺とは、投資家を騙して資金を集め、詐欺師がその資金を持ち逃げする違法行為です。

手口は多岐にわたりますが、共通する特徴として、魅力的な利回りや安心感を強調することが挙げられます。

たとえば、「短期間で大きな利益を得られる」「リスクがない」といった甘い言葉を用い、投資家に安心感を与えるのが典型的な手法。

多くの投資詐欺は、最初は投資家に実際の利益を渡して信頼を得た後、さらなる出資を募ります

しかし、最終的には出資金の返還ができず、消えてしまうという流れです。

詐欺師は、見た目を合法的に見せるために、会社のウェブサイトや書類を整え、信頼できる事業に見せかけることが多いです。

また、特定の資格や経験を誇張することもあります。

投資家としては、簡単に信じるのではなく、会社の実績やその背後にある事業内容をしっかり確認することが大切です。

疑わしい点があれば、専門家に相談したり、金融庁などの規制当局の認可状況を確認したりするのが安全策となります。

冷静な判断が、投資詐欺から資産を守る第一歩なのです。

ポンジスキームの仕組みとその危険性

ポンジスキームは、詐欺師が用いる典型的な手口のひとつ。

これは、後から参加する投資家の資金を使って、先に参加した投資家に配当を支払う手法で、一見すると合法的な投資のように見せかけられます。

しかし、事業自体から収益を得ているわけではないため、いずれ新たな投資家の資金が不足した時点で崩壊するのです。

このような仕組みは、最初は高い配当を受け取った投資家が口コミで宣伝を広めるため、急速に資金が集まりますが、最終的には詐欺師が姿を消すか、破綻してしまいます。

今回のエクシアのケースはまさにポンジスキームと言えるでしょう。

このパターンで注目すべきは、「高利回りを保証する」などの誘い文句です。

ポンジスキームは、短期間で高い利益を約束することで投資家を魅了しますが、こうした異常な利回りは現実的ではありません。

過去の事例でも、異常な利回りをうたった案件は、最終的に多くの投資家が大きな損失を被っています。

投資先を選ぶ際は、事業内容が明確で実態があるかを必ず確認し、不審な点があれば速やかに専門家に相談することが重要です。

「高利回り」には要注意!現実的なリターンとは?

投資の世界では、「高利回り」という言葉がしばしば投資家を引き寄せます。

しかし、高利回りを保証する投資案件には慎重になる必要が。

たとえば、「月利3%」や「年利40%」といったリターンは非常に魅力的に聞こえますが、こうしたリターンが継続的に提供されることはほぼ不可能。

特に初心者は「高利回り=良い投資先」と捉えがちですが、投資の世界では「リターンが高いほどリスクも高い」という基本原則があります。

一般的な投資信託や株式市場でも、安定した年利は5〜7%程度が現実的な水準

それを超えるリターンを短期間で期待するのは、非常にリスキーです。

健全な投資先を見極めるためには、現実的なリターンを期待し、リスクとリターンのバランスを冷静に判断することが必要です。

元本保証をうたう投資案件には潜む罠

元本保証」という言葉は、特に初心者の投資家にとって非常に魅力的です。

損失を出さないという安心感があるため、無条件に飛びついてしまう人も少なくありません。

しかし、金融商品取引法上、元本保証をうたうことは規制の対象になるため、そもそもその商品が合法かどうかを最初に確認することが必要です。

それに、投資において「元本保証」を本当に実現することはほぼ不可能

なぜなら、すべての投資にはリスクが伴うからです。

仮に元本保証をうたっている案件があったとしても、その背後には大きなリスクが潜んでいると見て間違いないでしょう。

特に、元本保証を強調する案件では、その保証を実現するための仕組みが曖昧であったり、事業内容が不透明だったりすることが多いです。

たとえば、元本保証を実現するために、新規の出資者の資金を流用するなど、不健全な手法を取っているケースもあります。

元本保証や、暗にそれを示している投資には常に疑問を持ち、必ず事業内容を精査しましょう

安全な投資先を見極めるための基準とは?

では、何を基準に判断すればよいのか?

安全な投資先を選ぶためのポイントをご紹介します。

まずは、その投資会社が金融庁に登録されているかどうかをチェックしましょう。

金融庁に認可されている会社であれば、最低限の法的な監視を受けているため、信頼性が高いといえます。

また、投資先の事業内容が透明であるかも重要なポイント。

事業が実態に基づいているか、しっかりとした収益モデルがあるかを確認しましょう。

さらに、投資先の過去の実績や評判も重要な指標です。

口コミやレビューを調べるだけでなく、第三者の評価機関が提供するレポートを参考にするのも一つの方法です。

そして、あまりに高すぎる利回りや、短期間での利益を強調する案件には特に注意が必要です。

投資詐欺に巻き込まれないためには、冷静かつ慎重な判断が求められます。

まとめ

投資詐欺に引っかからないためには、まず基本的な詐欺の手口やポンジスキームの仕組みを理解し、魅力的に見える「高利回り」や「元本保証」の言葉に惑わされないことが重要です。

そのためにも、現実的な利回りを把握し、リスクとリターンのバランスを見極めることが必要。

また、投資先が金融庁に登録されているか、事業内容が透明で実績があるかを確認するなど、慎重な判断が求められます。

健全な投資先を選ぶことで、安心して資産運用を行うことが可能になるでしょう。

 

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