不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
お金と資産形成について、休憩時間や通勤時間の暇つぶしになってタメになるコラム
この記事を読んでいる方は、投資初心者は何から始めるべきか?と迷っている人も多いのではないでしょうか。投資には、不動産投資を始め、株式投資、FX、暗号資産(仮想通貨)投資などさまざまな投資があります。
今回の記事では、投資初心者に向けて投資の種類とおすすめの投資について紹介します。何から始める?の答えが見つかれば幸いです。
投資初心者は何から始める?むしろ何なら始められる?と迷っている方も多いと思います。そこで、 何から始めるか投資初心者におすすめ投資先を8種類を3種類のリスクとともに紹介します。
国債は国が発行する債券です。国債を購入すると、定期的に利子がもらえ、満期になれば元本が戻ってきます。国が発行しているので、国が破産しない限り元本割れすることがない安全な投資です。投資初心者にも安全な投資ですが、他の投資に比べて、利益はかなり少ないのが特長です。何から始めるか迷っていて、リターンは少なくても絶対に元本割れしたくない投資初心者向けです。
社債は企業が発行する有価証券です。国債と同じように満期になれば、利子と元本が戻ってきます。満期まで売らなければ、企業が破産しない限り元本割れすることはないため、比較的安全な投資です。投資初心者にも比較的安全な投資ですが、他の投資に比べて利益は少ないのが特長です。元本割れしたくないが、国債以外で何から始めるか迷った場合におすすめです。
金は、世界共通の価値で扱われる投資資産です。金は世界情勢に強く、株安などが起こると、安全資産として金が買われる傾向があります。埋蔵量に限りがあるため、供給量が急激に増えることはなく、需要の増加とともに金価格は上昇します。金の他にも銀やプラチナなどの資源も投資対象になります。資源が無価値になるとは考えずらいので、リスクが限定的です。投資初心者でも手を出しやすい投資です。有事の時に何から始めるか迷っていたら、資源に投資しても良いと思います。
投資信託は、資産運用のプロが、たくさんの投資家から集めたお金を使って、さまざまな投資先に投資をして、その結果を投資家に還元するものです。集めたお金が高額になるため、さまざまな対象に分散投資ができ、リスクを分散することができます。投資家がひとりで分散投資をする場合、多額の資金と投資先の知識が必要になりますが、投資信託では分散投資が少額からできるのがメリットです。 何から始めるか迷っている投資初心者でも簡単に始められます。
不動産投資は、不動産を購入してそれを貸し出した対価として家賃収入を得られます。また、不動産を購入したときより高い価格で売却することで、売却益を得ることもできます。何から始めるか迷ったら、不動産投資を検討してみましょう。
不動産投資というと、不動産の購入に多額の資金が必要で投資初心者には手が出しにくい印象があるかもしれませんが、不動産を投資対象とした投資信託はREITと呼ばれ、数万円から始められます。また、最近では不動産小口商品や、不動産クラウドファンディングと呼ばれる1万円から投資できる商品も増えているため、投資初心者でも投資しやすくなっています。不動産投資で何から始めたら良いかは、次の章で紹介します。
株も債券と同じく、企業が発行する有価証券ですが、企業は返済する義務がありません。その代わり利益がでたときに、配当金や株主優待で株主に利益を還元します。上場している企業の株価は、企業の業績や社会情勢などの影響を受けて日々変動しています。株価が安いときに買い、高いときに売って売買益を得るか、長期保有して配当や株主優待を得ます。企業の倒産により株価がゼロになることもあるので、投資初心者には比較的ハイリスク・ハイリターンな投資です。株式投資で何から始めるか迷った場合は、長期保有で配当金や株主優待を手に入れてみてはいかがでしょうか。
日々価値が変動する外貨を売買してその差益を得る投資です。外貨の価格変動はそれほど大きくなりませんが、FX投資は手持ちの資金を担保に、その何倍もの外貨を取引できるため、少ない資金でも大きな利益がでる場合があります。しかし、思惑逆方向に動いた場合、大きな損失がでるため、投資初心者にはハイリスク・ハイリターンの投資になります。 何から始めるか迷った場合は、 レバレッジをあまり高くせずに米ドルに投資すると良いと思います。
暗号資産とはインターネット上で取引されるデジタル通貨です。発行数に上限があり、需要が増えれば何十倍にも価値が上がる可能性がある一方で、みんなが暗号資産に価値がないと思うと価値がゼロになる可能性もある超ハイリスク・ハイリターンの投資です。 投資初心者にはあまりおすすめしませんが、仮想通貨の中で何から始めるか迷っている場合は、有名なものに投資する方が良いです。
たくさんの投資先があることは分かったけど、結局、投資初心者は何から始めれば良いのか分らないという人は、少額から始められる不動産少額投資を始めてみてはいかがでしょうか。
不動産少額投資には大きく分けて下記の3種類があります。
ここでは、それぞれの特長を紹介します。
REITは不動産を投資先とした投資信託で、たくさんの投資家から資金を集めて、高額な不動産を購入し、そこから生まれた利益を投資家に還元します。株式投資と同様に証券会社の口座があればすぐに始められます。何から始めるか迷っている場合は、証券口座を開設しておくいろいろな投資ができるので良いと思います。
配当金で安定的な収入が得られる点や、不動産商品の中では流動性が高いため手軽に売買できる点がメリットになります。ただし、流動性が高いため社会情勢の影響を受けやすく価格の変動が激しいことや、自分で物件を選べないなどのデメリットもあります。何から始めるか迷っている投資初心者でも始めやすい投資です。
不動産小口商品はひとつの不動産を複数に分けて小口化して販売し、その利益を投資額に応じて分配する商品です。不動産小口商品は、不動産特定共同事業者から購入することができ、「任意組合型」と「匿名組合型」の2種類があります。
任意組合型は 投資家が不動産を所有できるので、少額投資の中でも、実物投資に近い運用ができます。相続したいけど何から始めるかわからない投資初心者は、任意組合型の不動産小口商品を検討してみると良いです。なぜかというと、不動産を所有するため、相続税対策にも使えます。また、一戸の不動産を相続する場合には分割しての相続が難しいのですが、不動産小口商品であれば、口数を分けることができるため、相続のもめ事を減らすのにも役立ちます。ただし、物件の管理を事業者に委託するため、実物投資よりは利回りが低くなります。任意組合型は1口100万円程度と高額なため、相続を考えていない投資初心者には少しハードルが高い投資です。
匿名組合型の中には不動産クラウドファンディングがあります。不動産クラウドファンディングについては次節で紹介します。
不動産クラウドファンディングは、事業者が不動産投資をしたいと思った特定の物件の情報をインターネット上に公開し、投資家からの出資を募ります。投資家はインターネット上で特定の物件の概要や利回りを見て投資します。事業者は投資家から集めた資金を元手に特定の物件に不動産投資を行い、その物件で発生した家賃収入や売却益を投資家に分配します。運用期間は数年と比較的短く、1口1万円からの気軽に少額投資ができるため、不動産投資で何から始めるか迷っている投資初心者におすすめです。
不動産投資は元本保証がないため、運用で損失がでた場合、元本割れをするリスクがありますが、不動産クラウドファンディングの中には、不動産の運用で損失がでた場合、あらかじめ決められた金額までは事業者が負担して、投資家の損失を少なくしてくれる優先劣後方式を採用しているものもあり、安全に資産運用したい投資初心者に人気です。何から始めるか迷ったら、優先劣後方式を採用している不動産クラウドファンディングを検討してみましょう。
不動産クラウドファンディングは、不動産を所有するのは事業者のため、投資家の情報が登記されることはなく、匿名性が高いのも特徴です。投資初心者でも個人情報を守れます。
投資初心者でも投資できる投資先を8つ紹介しました。その中でも、 何から始めるか迷っている投資初心者には、不動産投資の「不動産クラウドファンディング」をおすすめします。1口1万円からと少額で投資ができるため始めやすく、投資後は配当を待つだけです。運用期間も数年と不動産投資の中では比較的短いため、結果が短期間で分り投資の勉強にもなります。優先劣後方式を採用している物件を選ぶことで元本割れリスクを小さくすることができるので、投資初心者だけではなく、リスクを抑えたい人にもおすすめです。
投資をしたいけど、何から始めればいいか迷っていたら、この記事を参考にして頂けたらと思います。