不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
お金と資産形成について、休憩時間や通勤時間の暇つぶしになってタメになるコラム
こんにちは、10万円から始められる不動産クラウドファンディングのトモタクです。
不動産クラウドファンディングは投資の中でも、少額から出資が可能なことから気軽なイメージがあります。
しかし、投資ですから絶対に利益を得られるわけではありません。不動産クラウドファンディングも例外はありません。
後悔しないためにも考えられるトラブルを事前に把握していきましょう。
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不動産クラウドファンディングでは上記のようなトラブルが考えられます。
募集金額に到達しないことにより、ファンドが不成立になることがあります。
事業者はプロジェクト成立のために目標金額を設定し、優先出資枠・劣後出資枠に分け、投資家から出資を募ります。
投資家は、ファンド概要や運営会社を判断し、出資をするか否か決めていきますが、この設定した目標金額に達しないことにより、ファンドが不成立になる場合があります。
また、売主との関係で物件を購入できず、ファンドが不成立になることがあります。
こうした未達成だった場合のケースも予め考慮する必要があります。
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不動産クラウドファンディングは出資した資金が保証されているわけではありません。
出資金を元本と言いますが、この元本の償還が遅延したり、償還されず元本割れすることも考えられます。優先劣後出資を採用しているファンドであれば、劣後出資者である事業者から補填することになります。この範囲内であれば、元本に影響はありませんが、その範囲を超えた場合には優先出資者である投資家の元本にも影響が出てきてしまいます。
事業者が償還する能力があるかどうかを判断する必要があります。
虚偽・誤解を与えてしまう内容で募集したりしてはいけません。
それらを行った場合や貸し倒れ、償還が出来ない可能性が大きいと判断された場合に、業務停止命令などの行政処分を受けることがあります。
事業者に運用能力があるのかどうか、過去の実績等も含めてみていきましょう。
また、事業者が倒産してしまう場合もあります。
東証に上場していたり、設立から年数が経ち、実績がある場合などはこのリスクは低くなりますが、事業者のトラブルもあるということを想定しなければなりません。
不動産クラウドファンディングも投資である以上、リスクやトラブルが発生してしまいます。
しかし、トラブルは最小限に抑えたいものです。そのためには、投資家自身の理解が必要になります。
リスクやトラブルがあると理解した上で、事業者や不動産の情報をしっかり確認するようにしましょう。
不動産クラウドファンディングは、実物不動産とは違い、不動産の管理・運用は全て事業者が行います。
メリットであると同時にリスクでもあります。
その事業者が不正などなく、運用能力があるかを見ていくことがトラブルを避けるために重要です。
運営会社の事業内容、過去のファンドの運用状況、お知らせなどの更新がされているかなど、提示されている情報を吟味しましょう。
万が一、トラブルが発生した場合、投資家に対して情報をどのように、どこまで開示しているのか真摯に対応をしているかどうかも大切なポイントです。
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今回は不動産クラウドファンディングにおけるトラブルをご紹介しました。
メリットは一方でデメリットにもなります。リスクを抑え、トラブルを避けるためには、情報を正しく判断することが大切です。
事前に考えられるトラブルを把握してから不動産クラウドファンディングのファンドに投資するようにしましょう。