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勘違いしてはいけない!不労所得の意味とは?

資産運用
勘違いしてはいけない!不労所得の意味とは?

不動産クラウドファンディングのトモタクです。

私たちは、10万円から不動産投資家にを合言葉にスマホ1つで始められる、不動産クラウドファンディングを運営しています。

いつも応援ありがとうございます♪

今回から何回かに分けて、資産運用の基礎知識について紹介していきます。

不動産クラウドファンディングへの投資はだけでなく、株や投資信託、様々な現物投資を視野に入れている場合にも通用する考え方ですので、一読して損はありません。

ぜひ、最後までお付き合い下さい。

不労所得とは?

「不労所得」という言葉を聞いてどんな印象を持ちますか?

  • 働かなくても生活していける?
  • 勝手に儲かる?
  • 何もしなくてもお金が入ってくる夢のような稼ぎ方?

そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。これらは間違いではありません。

それでも不労所得で生活していくことは、決して楽なものではありませんし、それだけで長い人生を安心して暮らせるかというとやや無理があります。

数年前からよく聞かれるようになった「不労所得」という言葉。

文字通り、働かずして得る所得のことで、要するに労働による賃金や売上ではなく、お金に働いてもらうことで配当などの収入を得ることです。

フランスの経済学者ピケティさんは、不労所得=”お金に働いてもらう”ことで得る利益を資本収益率、労働によって得る給与を経済成長率として18世紀まで遡りデータを検証しました。

その結果、資本収益率は5%に対し、経済成長率は2%と、資本収益率が勝っていることがわかりました。

つまり、働いてお金を稼いでいる人より、お金を運用している=不労所得を得ている人の方が、収入が増えるペースが早いことを示しています。

なんだかこれだけ聞くと働くのがアホらしくなりそうです。。。

「だったらやっぱり不労所得が良いわ」という発想になってしまいますが、先にも書いたとおり、不労所得とは「お金がお金を増やす」ことで得る利益を指します。

ということは、そもそもの自己資金が無いと増やすこともできないということになるのです。

不労所得を得るためのお金が必要?

『お金に働いてもらう』ということは、資産運用をするということです。

資産運用をするためには、自己資金が必要になります。

投資には少額からできるものもありますが、基本的には少額なものほどリスクも少なくその代わりに得られる利益も少ない傾向にあります。

また、自己資金が少額だと資産が増えるスピードが遅く、大きな効果も得にくくなります。

少額の投資をいくつか始めた程度では、不労所得生活には程遠いです。

不動産投資でいくつか不動産を持っていて、家賃収入が毎月数百万、数千万と入ってくるレベルでないと、他に何もせず快適な生活を送ることは難しいでしょう。

他にも最終的に大きな利益を得られる可能性がある投資として、積立投資があります。積立投資は一度に投資する金額は少なくても、不労所得で生活していけるだけの金額の場合はかなりの額が必要になります。

生活に必要な金額は人それぞれですが、利回り5%の金融商品に投資して500万円(税引き前)を得るためには元本は1億円必要になります。

結局、大きな利益を得るには大きな投資をしなければいけない。

大きな投資をするためには、それこそ少額の投資をいくつもやって増やしていったり、働いて稼いだお金から出したりと、資金の準備が必要。

全く「不労」な所得ではないことが分かります。

本気で不労所得生活を目指すとしたら、そこに対してかなりの時間と労力が必要です。

これでは「何のためにお金を稼ぐのか?」という話になります。決してお金を稼ぐことが目的ではなかったはずです。

自分は何のためにお金を稼ぎたいのかを、今一度考えてみて下さい。考えた上で、目的に合った稼ぎ方(労働や投資)を選ぶことが大切なんではないかと思います。

実はみんな不労所得をもらっている?

憧れの不労所得なんて思われがちですが、誰もが不労所得を受け取った経験はあるはずです。

そうです。

銀行の利子はまさに不労所得です。

銀行にお金を預けて(貸して)その利息が返ってきます。

これはまさに、お金がお金を増やした結果です。とはいえ、金利が0.001%と小さすぎてお話になりません。

投資も仕組みは同じです。

何かに投資(預けた)したお金が何%の利回りで増えるのかということですので、銀行に預けるお金の一部を投資に回すように預け先を変える感覚でやってみればよいのです。

投資に対してネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃいますが、実際にやってみないと、投資の良さも悪さも分かりませんね。

とはいえ、最初からリスクの高い金融商品に手を出したり、事前に自分自身で投資の勉強をせず、金融機関の営業マンの言われるがままに投資をして、失敗してしまうと、二度と投資をしたくなくなってしまいます。

はじめはローリスクのものに投資をしたり、運用期間が短い商品に投資するのがいいと思います。

そして徐々にミドルリスク、ハイリスクなものまでバランスを見ながら投資していくことで、無理なく学びながら資産運用をすることができます。

どんな資産にどのような割合で投資するのかを考えて構成していくことを、資産運用の世界ではポートフォリオを組むと言います。

「自分は何のためにお金を増やしたいのか?」その目的に合わせてポートフォリオを構成することが大切です。

あなたに合ったお金の増やし方を見つけてください

働かないで稼げる方法であるはずの不労所得を得るために、どれだけの努力が必要なのか。

お分かりいただけたかと思います。

真面目に働きお金の勉強をして資産運用もした上でようやく手にすることができるのが不労所得です。

しかし、生活に必要な金額なんて人それぞれで、どれだけ稼ぎたいかも人によります。

あなたに必要なお金はどのくらいですか?

それだけ稼ぐために最適な方法は何でしょうか?

もしかしたら、堅実に働くのが一番の近道かもしれません。

働きながら投資も並行してやるのも良いでしょう。

資産運用と言っても、あなたのお金を稼ぐのは最終的にはあなた自身です。

あなたはあなたが必要な分だけ稼げば良いのです。

「不労所得」という甘い言葉に惑わされず、あなたに合ったお金の増やし方を見つけて下さい。

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