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最近話題のソーシャルレンディングって一体何?

資産運用
最近話題のソーシャルレンディングって一体何?

こんにちは、不動産クラウドファンディングのトモタクです。

今回は、最近話題になってきている「ソーシャルレンディングとは何か?」について解説します!

「最近よく聞く、ソーシャルレンディングって一体何?」

「不動産クラウドファンディングとは何が違うの?」

そんな方に向けて、ソーシャルレンディングとは何か、不動産クラウドファンディングとの違いを解説いたします。

ソーシャルレンディングとは?

「投資をしたい人」と「投資を受けたい企業」をマッチングさせるクラウドファンディング

「投資をしたい人」と「投資を受けたい企業」をマッチングさせるクラウドファンディング

ソーシャルレンディングとは、投資をしたい投資家資金を調達したい企業ファンドによってマッチングさせるサービスです。投資家が銀行のように企業に出資することから、融資型のクラウドファンディングとも呼ばれます。

では、なぜ投資家と企業のお金の貸付であるソーシャルレンディングが、クラウドファンディングの1種と呼ばれているのでしょうか?

多くの皆様は、クラウドファンディングというと「寄付」や「購入型の投資」などがパッと浮かんでくるのではないでしょうか。

実はソーシャルレンディングも、不特定多数から資金を集めるという仕組みからクラウドファンディングの1種とされているのです。

そして、レンディング(貸付して賃料を徴収する)という名称通り、お金の貸しつけによって発生する利息がソーシャルレンディングの投資家と事業者側の利益となります。

ソーシャルレンディングがなぜ注目され始めているのか?

高い利回りが注目されている

昨今、ソーシャルレンディングが注目されている大きな理由は、最大6~7%と高い利回りであること。

株式投資であっても年利は5%前後と言われていますので、ソーシャルレンディングの利回りは高めであるといえるのでないでしょうか。

ソーシャルレンディングの仕組み

ソーシャルレンディングの仕組み

融資を受けたい企業と投資をしたい投資家の間にソーシャルレンディングの事業者が入り、ファンドとして投資家から出資を募ります。

ファンドとなる融資先の企業はソーシャルレンディングの事業者ごとに設けている基準に基づいて審査され、選定されます。

また、募集の形式は、不動産クラウドファンディングと似ていて、募集金額が設定され、先着式などで募集期間内に出資者と資金を募集していきます。

そして、ソーシャルレンディングの事業者は集めた資金を融資を求める企業へと貸し付けます。貸付を受ける企業は、融資の返済担保や補償も設定されています。

ファンドごとに受け取る利息は決まっており、ソーシャルレンディングの事業者と投資家はその利息を決められた割合で分け合います。定められた運用期間が終了すると、元本の償還も行われます。

ソーシャルレンディングのメリット

少額から手軽に投資できる

不動産クラウドファンディングと同様に、ソーシャルレンディングでは、最低出資額は1万円からと少額から投資が可能です。

また、スマホなどから出資申込が簡単にできるため少額から手軽に投資を始めることができます。

最大6~7%と高い利回りが期待される

株式投資の平均が5%前後であるのと比較すると、ソーシャルレンディングは利回りが高めに設定されているといえるでしょう。

元本の変動がない(毀損リスクを除く)

ソーシャルレンディングでは、株式投資のように元本に対して値動きなどはないので、元本の金額が償還時まで変わることはありません。

そのため、運用期間中に投資元本の値動きなどは確認する必要がなく、運用終了まで確認の手間はかかりません。

ソーシャルレンディングのデメリット

融資先の企業が倒産した場合、元本毀損リスクあり

出資したお金は企業に融資という形で貸付されるため、もしその企業が倒産などして返済ができなくなってしまうと元本が満額戻ってこない可能性があり得ます

また、前提として銀行融資ではなくノンバンクから融資を受ける選択をしているということは、銀行が融資をできないような条件(業績が不安定、返済が見込めないなそ)の企業である可能性もあります。

そのリスクヘッジとして、ソーシャルレンディング事業者は融資先企業に対し担保などを設定しています。また、事業者自体も出資するなどで毀損リスクを減らす対策をとっている事業者もあるため、投資する際にはリサーチが必要です。

早期償還リスク

融資先の企業によっては、運用期間が満了になる前に早期償還が行われる可能性があります。

早期償還が行われてしまうと、もともと想定していた期間よりも短い期間の配当金しか分配されなくなってしまうため、その出資による全体としての配当金は少なくなります。

途中解約できない

ファンドごとに設定された運用期間中は、元本の返金などを求める途中解約はできません。

そのため、急に資金が必要になっても引き出す必要のないお金を投資に当てる必要があります。

これは、ソーシャルレンディングに限らず不動産クラウドファンディングなどでも運用期間が設定されている投資商品には共通して設定されている規約です。

不動産クラウドファンディングとの違い

出資先によるリスクの違い

出資先ごとのリスクーソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディング

ソーシャルレンディングでの出資先は、スタートアップ企業やベンチャー企業、中小企業や銀行以外の複数の融資先を求める企業になります。

対して、不動産クラウドファンディングでは、各事業者が選定した現物の不動産や不動産や商業施設の開発プロジェクトに投資することになります。

そのため、ソーシャルレンディングでは融資先企業の倒産などがリスクとなり、不動産クラウドファンディングでは地震や火災などの災害による不動産の毀損リスクとなります。

それぞれのリスクが起こりうる可能性を考慮すると、スタートアップ企業などの不安定な企業へ投資することは災害リスクよりも高いのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか。

ソーシャルレンディングとはどういった投資サービスなのか、またその特徴がご理解いただけたら幸いです。

不動産クラウドファンディングと比較すると、運用期間や利回りはどちらも変わらないため、投資先の判断としては出資先の違いによるリスクでご判断いただければと思います。

 

 

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