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投資リスクに対する許容度とは

資産運用
投資リスクに対する許容度とは

不動産小口化投資のトモタク、広報担当のSKです。

 

投資をするにあたり考える『投資戦略』は、投資家個人のライフサイクルや収入などに応じて大きく異るという点に注目しなければなりません。

 

そして、一人ひとりの状況に照らし合わせて、無理のない投資戦略を組むことが「至上命題」とも言えます。

 

私は、個人投資家が投資をする際に最も大切なことは、ライフサイクルに応じて柔軟に『アセットミックス』を調整することで、『投資リスク』に対する意識を高めなければなりません。

 

『アセットミックス』とは、資金が必要となる時期、その量を考えて、それらと投資対象商品の特徴とを見比べて、各商品(株式、債券、現金等の資産クラス)への投資額を決めることのことを指します。

 

また、似たような言葉で『ポートフォリオ』がありますが、これと同じの意味で用いられることもあります。

 

30代と60代ではリスクに対する「許容度」が全く違う

 

冷静に考えれば当たり前の話なのですが、この点を意識していない投資家が意外にも多いようです。

 

というよりも、投資資金を単一の商品一択(例えば、株式投資や投資信託など)に充てるような手法が採られているケースが多く、『投資先』は分散されているものの、『投資商品』の分散はできていないということになります。

 

プロの投資家であれば、商品や投資先を専門的な知識をベースに徹底的に分析して、大量の資金を長期的に投資することも可能ですが、我々一般投資家においてはそういうわけにもいかないでしょう。

 

そこで登場するのが、アセットミックスを構成することによる『リスク分散』ということになります。

 

30代と60代では、そのライフサイクルに大きな違いがあり、リスクに対する『許容度』も大きく変わってきます。

 

30代の場合は、年齢的にも所得のピークがこれからの世代です。そういった意味では、リスクの高い投資先に資金を投入することも可能です。

 

万が一、リスクの高い投資商品に投資をして失敗したとしても、給与所得で十分なリカバリーが可能です。

 

一方、60代の場合「年金」や「金融資産」が収入の中心となる生活のため、元本が目減りするようなリスクは可能な限り排除するべきだと私は考えています。

 

リスクに対する「許容度」をどのように投資に反映させるか

 

実際に、個人投資家が投資をする場合には、株式、ファンド、不動産、債券などの各種商品をどのようにアセットミックスとして構成するか、といった意思決定が非常に重要になるのです。

 

とある著名投資家は、『投資のリターンの90%は投資家の選択したアセットミックスで決まる。そして残りの10%が選択された資産の中身である』と言っているのです。

 

つまり、どの銘柄に投資したのかどの信託を選んだのか、という点は投資によるリターンを決める要素としてはさほど重要ではないということです。

 

投資家自身の年齢やライフサイクルに応じて、その比率を変えていくことが重要になのです。

 

具体的に30代の場合は、株式やファンドなどの変動やリスクは大きいが、その分リターンが期待できる商品への出資比率を高めてみるのも面白いと考えています。

 

最近では、米国個別銘柄やS&P500インデックスファンドなどが流行しているようです。国内銘柄で、自分自身が明るい分野の企業をリサーチして投資してみるのも面白いと思います。

 

ただ、自分の資産をそのような商品のみに投資するのではなく、不動産や我々が提供しているような不動産小口化投資商品への出資もするべきなのです。

 

60代のような年配の方の場合には、選択の余地が限定されます。変動の大きい金融商品への投資割合を大幅に下げて、元本を毀損するリスクが少なく、定期的な収入に繋がるような商品への投資割合を高めるべきだと考えます。

 

既にお気づきの方も多いと思いますが、そのようなタイプの商品として不動産小口化投資商品は最適なのです。

 

値動きの少ない不動産をファンドとして組成し、賃料収入を原資にした安定した配当収入を得ることができる点が、アセット・ミックスのバランサーとしての役割を十分に果たしてくれます。

 

このように、年齢やライフサイクルによって投資リスクによる『許容度』は様々です。

 

年齢や所得水準、私たちの人生の中で背負っている責任の強さなどが、ポートフォリオのアセット・ミックスの選択に大きく影響してくるのです。

 

ぜひ、あなたもご自身のアセット・ミックスが最適かどうかを真剣に考えてみて下さい。

 

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