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あなたはその退職金をどう活かしますか?

資産運用
あなたはその退職金をどう活かしますか?

不動産小口化投資のトモタク、広報担当のskです。

定年退職まであと僅かのシニア世代(国連定義に基づくと60歳以上をシニアという)にとって、最も気になるのが『退職金』と『定年後ののライフプラン』についてではないでしょうか。


  • 身体が元気なうちは現役で働き続けたい

  • 定年後は趣味を楽しみながらのんびり過ごしたい

  • 資格を取得するために勉強したい


など様々な第二の人生設計をしているところでしょう。

定年後の人生にとって、お金の問題は切っても切り離せない問題です。
定年退職時には”マネーイベント”が数多く発生するため、それらをどのように運用するのかをしっかりと準備しておかなければなりません。

退職金と年金をもっと知ろう


退職金を受け取ったら、あなたはどのように管理運用しますか?

多くの人の場合、定年後は仕事をする機会も減り、それに比例して収入も減ります。

退職金を元金として投資をした場合、定年後の資産運用のテーマは退職金の元金を極力減らさないことに注力するべきです。

退職金の平均額はどれくらい??


5年に一回調査されている厚生労働省の「就労条件調査」によると、大卒者の定年退職者(勤続20年以上かつ45歳以上)の退職金平均金額は2017年で1,788万円でした。

大卒者の『退職金平均額推移』を過去の調査結果(厚生労働省:平成30年の就労条件総合調査結果の概況ほか)を元に確認していきましょう。


  • 平成9年:2,871万円

  • 平成15年:2,499万円

  • 平成20年:2,323万円

  • 平成25年:1,941万円

  • 平成30年:1,788万円


このように、退職金の平均額は年々減少しています。
さらに、終身雇用制度も崩壊しており、転職やキャリアアップを繰り返す人も実際には数多くいるため、値の中央値はさらに低いはずです。

現在の年金制度も相まって、退職金と年金をもらいながら、悠々自適にのんびりと暮らすことは難しくなってきているということです。

年金はいつからもらえるのか?


一方で、定年退職後のライフプランを組み立てる上でもう一つの重要な要素が年金です。
あなたは、年金が”いつから・いくら”支給されるのか把握していますか?

日本の公的年金制度は『国民年金』と『厚生年金』の2階建て構造になっています。
支給開始年齢については、元々国民年金が65歳、厚生年金が60歳からでした。

しかし、賦課制度である年金制度は高齢化社会によって、徐々に運用が難しくなり、2013年から段階的に受給開始年齢が引き上げられています。
性別や生年月日によって異なりますが、男性は1961年、女性は1966年の4月2日以降に生まれた方(*1)は受給開始年齢は65歳からとなっています。

(*1)2020年11月現在、59歳以下の男性、54歳以下の女性は厚生年金の受給開始年齢は65歳~となります。

年金の受給額について確認していきます。

ここでは余談となりますが、厚生年金の受給開始が65歳に引き上げられているため、60歳~65歳の期間は空白の5年間と呼ばれていました。
そのため、60歳を超えた時点で再雇用することで、その空白を埋めているのが実情です。

年金はいくらもらえるか?


あなたの年金はいくらもらえますか?
現役時代の支払いに応じて変動する年金ではありますが、平均すると以下の金額です。

国民年金は約5万円、厚生年金は約14万円


  • 自営業や専業主婦など(国民年金のみの場合):約5万6,000円/月

  • 会社員や公務員など(国民年金+厚生年金):約14万5,000円/月


出典:厚労省「平成30年厚生年金保険・国民年金事業の概況

在職中の平均年収をもとに年金受給額を試算してみます。

平均年収別、国民年金と厚生年金に40年加入した場合の受給額の違い


  • 在職中の平均年収(350万円)の場合:約12.4万円

  • 在職中の平均年収(450万円)の場合:約14.2万円

  • 在職中の平均年収(550万円)の場合:約15.9万円

  • 在職中の平均年収(650万円)の場合:約17.8万円

  • 在職中の平均年収(750万円)の場合:約18.9万円


この金額は、計算式は様々なデータをもとに算出した概算金額になります。
個人の正確な金額を知りたい場合は、定期的に送られてくる『年金定期便』をチェックして下さい。なお、年金定期便は、現時点で最も正確な受給額を確認できるツールです。

退職金を受け取ったら??


待ちに待った退職金を受け取ったら、実際にどのように運用していけばよいのでしょうか?
個人個人で状況は異なりますが、退職金の元金を減らすことのない資産運用スキームを構築して、「配当と年金」または「配当と収入」で暮らしていけるのが理想ですね。

退職金を投資元本にして配当+αの暮らし


先ほどもお伝えしましたが、平成30年の退職金受給額は1,788万円です。

その内、1,700万円を年利5%の商品で運用した場合、年間で約68万円(税金17万除く)の配当を受け取ることができます。働きながら複利で運用してもいいですし、単利で受け取り、それを老後資金の”足し”にしてもいいと思います。

また、身体が許す限りは働くことで収入を得ながら、配当を受け取る暮らしをしてもOKでしょう。
労働による収入を得られる場合は、年金よりも高い収入になる可能性が大きいですので、その場合は投資の配当を複利で運用するなどして、よりリッチな生活をすることも可能です。

収入>支出の生活設計を確立する


どのような方法であっても、収入>支出の生活設計をいち早く構築することで、老後の暮らしへに対する不安はなくなります。

私がここで言いたいのは、労働による収入ではありません。働かずして得ることができる収入になります。

そのために、投資はとても有効な手段だと考えています。

退職金の入るタイミングは、投資による資産運用を始める最初で最後の大きなチャンスです。
生活の基盤も出来上がっていて、それなりに預貯金と資産もある状態でまとまったお金が入ってくると思います。
このタイミングを上手に活かすためにも、様々な情報や知識を入手して正しい判断力を身に付けていただきたいと考えています。

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