不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
お金と資産形成について、休憩時間や通勤時間の暇つぶしになってタメになるコラム
不動産小口化投資のトモタク、広報担当のskです。
投資にはリスクが伴います。
そんなことは誰でも知っている話ですね。
では、こちらはどうでしょうか。
「投資を”しない”ことはリスクを伴います」
頭の中に??が出た人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
投資に対してネガティブなイメージを持っている方は、このようなリスクを懸念していると思います。
ただ、残念ながら、世の中にある投資商品は、出資法によって「元本を保証することは禁止」されています。
ですので、予定分配率が高くても、元本を失ってしまうのではないかという不安に苛まれるのです。
リスクを強く意識することで、私たちは投資をすることに躊躇します。
人間の心理的に、大切なもの(お金)は自分の傍に置いておきたいと考えます。
傍と言っても、できる限り近いところに置いておきたいという心理が働くのです。
一定の期間運用しても、傍に置いておいても、結果的には使わないお金ですが、万が一のときのためになのでしょうか。
自分に近いところにおいて置きたくなるのです。
このように投資には一定のリスクが伴います。
一定期間、他人にお金を預けることになるので、流動性も低下します。
これが多くの人が投資に対して躊躇する理由だと思います。
これはもう運用ではなく保管です。
自滝に現金を保管していると泥棒に狙われてしまうので、安全な場所に保管しておこう。
金利はゼロでも仕方ない。といった感じです。
銀行にお金を預けていてもお金は増えないのです。
再三申し上げていますが、労働力を提供してお金を稼ぐことができるのは、身体の自由が効く段階までです。
年齢を重ねるにつれて、身体の衰えを実感するようになります。
辛い身体にムチを打って働くのは想像以上に過酷です。
他にも様々なリスクがあると思いますが、投資をしないことによるリスクは、大きいということをしっかりと認識しておくべきではないでしょうか。
これだけ情報が溢れている世の中ですから、このような話は一度や二度は目にしているはずです。
それでもなお、日本の金融資産の内訳の50%強は現金・預金です。
投資をしないのはなぜなのでしょうか?
仮想通貨を投資と呼ぶかは別として、日本人=投資嫌いということではなさそうです。
私は、投資をする必要がない環境で育った結果、預貯金によるお金の運用が主流になっているのだと思います。
団塊世代よりも上の世代の人は、投資による資産運用をする必要がありませんでした。
なぜなら、銀行にお金を預けておくだけで勝手にお金が増えたからです。
今では信じられませんが、ピーク時で8%近くの預金利息が付いた時代もありました。
ノーリスクで8%の運用が出来るなんて、にわかに信じがたいことです。。。
また、年金制度も充実していて、終身雇用制度があり退職金も貰えた。
そのような時代を過ごしていた世代であれば、リスクを犯す必要もなかったのです。
投資=ギャンブルという発想も、ノーリスクで運用できる預金と対比することで生まれた発想なのだと思います。
当然、子供への教育についても同様です。
預金という素晴らしい制度があるため、『”一生懸命貯金をしなさい”そうすれば人生安泰だから』という教育になるのです。
このような状況から、日本人には投資をする習慣は根付かなかったのでしょう。
不動産投資に失敗したり、株式投資に失敗するような方が続出しました。
このような暗いニュースがマスメディアを通じて流れていたため、投資に対して”恐ろしいイメージ”が植え付けられたのだと思います。
投資=恐いものというイメージは、バブル崩壊のときに生まれたと思います。
しかし、今は時代が違います。
銀行金利は0.001%で終身雇用もなく、年金の受給開始年齢も高齢化しています。
時代は変化しているのにも関わらず、あなたのマインドだけが以前のまま、なのは極めて危険な状態だと思いませんか?
状況に応じて変わることができないことはリスク以外の何物でもありません。
総合的に判断して、今の時代は投資による資産運用をしないことによるリスクの方が大きいのだと考えています。